2014年9月度 セミナー開催報告

 

去る9月14日(日)に北海道札幌市のかでる2.7で、15日(月)には群馬県安中市の松井田庁舎で、そして28日(日)には岡山市の岡山コンベンション センターにおいて、NPO法人機能性素材研究会より、薬剤師の根津良幸先生をお迎えして、「機能性素材の免疫と健康について」と題して講演会が行われまし た。

今回は3回の内容をまとめて間単に紹介させて頂きます。

いま話題のデング熱

デングウイルスが原因の感染症で、蚊を媒介として感染します。発症後、約一週間で抗体ができて完治するようです。感染しても免疫抗体が強い人は短期間で抗体を産生して症状が軽く済む人がいます。そこで、免疫力を常に高めておくことが重要となります。

老化の始まりの症状

寿命の延びからの身体の機能低下には、免疫力の賦活で補う時代になっています。

また脳の機能低下対策としてPS(ホスファチジルセリン)は、脳機能活性栄養素として神経障害対策に期待されています。高齢者の自立を助け、元気な生活が蘇り、介護者に希望が湧く機能性素材として注目されています。

~ いくつあてはまりますか? ~

 

  1. 親しい友人、知人の名前が思い出せない
  2. 人に話しかけた後で聞き返されることがよくある
  3. 急かされたりするとイライラしてしまう
  4. 夜中に目覚めたりする機会が多くなる、また過去の後悔をする日が多くなる
  5. 親しい人との会話が愚痴中心になりがち
  6. 以前とくらべて歩くスピードが遅くなった
  7. 忘れる事が多くなった、自分の持ち物の場所が思い出せない

高齢者における多発性疾患

高齢者は、加齢と共に免疫力の低下により感染症の罹患率が上昇し、そしてがん発症率も上昇します。また自己免疫疾患も進展しています。このような病状が一つだけで無く、複数の症状を併発することが多いのです。私からのお勧めは、免疫強化素材LBMの摂取で免疫力強化・調整を行い、自然治癒力を高めてPPK(ピン・ピン・コロリ)を目指すということです。

キーワードは健康寿命!

日本人の平均寿命は男女とも世界でもトップクラスですが、寿命を迎えるまでの期間、多くは要支援・要介護者になっている現状から、“健康寿命”を延ばすことが大切との事でした。健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、健康で自立した生活を送ることができる生存期間のことです。

この健康寿命を延ばすために、要介護支援のトップである“運動器の障害”のロコモ対策の素材として、SCP(コンドロイチン硫酸タンパク複合体)が炎症を抑えたり(根治療法)、痛みの緩和などの効果があることが認められています。また“脳血管障害”対策の素材には、紅麹とAST(アスタキサンチン)が必需品です。

まとめ

9月は敬老の日もあり、如何に老化を防ぎ、自立した生活期間を長くして、健康寿命を全う出来るようにするかとの観点から、講演をして頂きました。

お話を参考にして、参加者全員が健康寿命を大幅に延ばせれば、と思いました。

(文: 滝川 彰)

講演後の個人相談
講演後の個人相談