本庄セミナーが開催されました (講師:宮城大学教授 西川正純 先生)

前日までの梅雨寒が去り、蒸し暑さが復活した6月20日(日)、埼玉県本庄市の市民文化会館にNPO法人機能性素材研究会より、宮城大学食産業学部教授の西川正純先生をお迎えして、「健康でポジティブに生きるための機能性素材コンドロイチン」と題しての講演を行って頂きました。その抜粋を報告させて頂きます。

宮城大学食産業学部教授 西川正純 先生
宮城大学食産業学部教授 西川正純 先生

PPKが理想!

日本人は平均寿命では世界のトップ争いをしています。しかし健康寿命とは大きく差があります。この差は要支援、要介護の期間となります。健康寿命が途切れる大きな原因は骨折と転倒となっています。このリスクを減らすにはコンドロイチン硫酸等の摂取が効果的です。
機能性食品を上手に摂取して、いつまでも元気に暮らして、PPK(ピンピンコロリ)を目指しましょう。

思春期の繰り返しダイエットは危険

65歳以上で足・腰に痛みを感じている人は、女性で40%、男性で30%いらっしゃいます。骨量が一番たまるのが17歳の頃です。この頃にきちんとした食事で骨量を蓄えなければなりません。
また、繰り返しのダイエットは骨量の減少と相関関係があることが証明されていて、将来の足・腰の痛みの原因となります。10代の女性は少しふっくらしているくらいが、将来に禍根を残さない自然な姿と言えます。

サメヒレ由来のコンドロイチン硫酸

Cタイプのサメヒレ軟骨由来のコンドロイチン硫酸は、骨生成の原料供給と共に軟骨の分解を抑える働きが分かっています。そしてヒアルロン酸の生成も促すので、足、腰の痛み予防には最適の物質です。

コーヒーブレイク

本庄市での講演は初めてとのことで、今回のコーヒーブレイクの話題は埼玉県が全国1位のものの特集でした。それは、知事の給与であり、ネギの生産量、パスタ・スパゲッティの消費量、牛乳の消費量、教育費の支出額とのことでした。いつもながらの先生の開催地へのサービス精神に感謝です。

ビタミンCは必須!

健康保持にビタミンCは大きな働きをしています。ビタミンCが不足すると、コラーゲンの生成ができません。コラーゲンが生成されないと、血管がもろくなり死に至ります(壊血病)。また、コンドロイチン硫酸とビタミンCを併せて摂れば、最高の皮膚生成が見込めます。

今回も先生の専門分野からのお話を、楽しく聴かせて頂きました。


(文:滝川 彰)