東京セミナーが開催されました(講師:NPO法人機能性素材研究会理事長 萩原優 先生)

 懸念されていた台風27号の直撃を免れて、好天の10月27日(日)、東京都中央区日本橋の八重洲ホール会議室に、NPO法人機能性素材研究会より理事長の萩原優ドクターを招いて、「免疫と健康と病気の治療」と題して講演が行われました。

免疫とは

  まずは免疫の説明から講演が始まりました。
免疫力とは細胞レベルの消化力と細胞の生命力です。難治性の免疫病とガンや白血病や統合失調症などの全ては、体の器官や組織を構成する細胞群への腸内細菌やウイルスの「細胞内感染」であるとの説明がありました。

ミトコンドリアの重要性

 ミトコンドリアは高性能燃料の工場であり、不要な細胞に自殺(アポトーシス)を促す役割を担っています。
私達の健康を維持する上で、ミトコンドリアの働きに必要なものとして、ビタミン・ミネラル・補酵素・必須アミノ酸と温度(36.5~38℃)の2つの役割は示され、特に体温を36.5℃以上に保つことがミトコンドリアの働きを向上させ、健康増進に役立つとのことでした。
る細胞群への腸内細菌やウイルスの「細胞内感染」であるとの説明がありました。

ガン、難病を治す6つの習慣

1. 鼻呼吸をする

鼻呼吸をすることにより、細菌を除去し免疫力を強化します。

2. 食事は両側噛みで、30回は噛んで食べる

顔、頭蓋骨、あごの骨、歯には多くの関節があり、よく噛むことにより造血作用を促します。また、多く咀嚼することにより、唾液の分泌を促します。
唾液中のペルオキシダーゼには抗がん作用、解毒作用、細菌に対する作用があります

3. 冷たいものは飲まない、食べない

急激に体が冷やされると、神経細胞のミトコンドリアの代謝が妨げられます。
白血球のミトコンドリアが働かなくなると細菌を消化しなくなり、細菌を抱えた白血球が全身に菌をばらまくという恐ろしいことになります。

4. 骨休みをする(8時間睡眠で上向きに寝る)

睡眠とは、脳が休むと同時に筋肉のシステムも休んでゆるむことです。
働き続けて疲弊したミトコンドリアに適切な休みを与えるためにも、睡眠の確保は大切なことです。ぐっすりの眠りでなくとも、この形で休むことはミトコンドリアのために重要です。

5. ゆるやかな体操をする

筋肉を強く動かすスポーツは、内臓に酸素不足を引き起こし、交感神経を緊張させて体に悪い影響をもたらします。
本当に体に良い運動は、太極拳やヨガ、ウォーキングのようなゆっくりとしたものです。副交感神経の呼吸体操のような軽い体操が良いです。

6. 太陽光を浴びて体を温める

太陽光線を浴びると、脳を始めとして体中の細胞内のミトコンドリアが励起して、活発にエネルギーを産生するので、頭も内臓も生き生きしてきます。

健康の鍵は“ミトコンドリア”だ !!

 これら6つの生活習慣でミトコンドリアを強化して、「呼吸」「食事」「睡眠」を変えれば、体は60日で生まれ変わります!それは体の細胞60兆個が毎日1兆個ずつ入れ換わるということでした。

健康の補助には、エビデンスのある「機能性素材」

  最後に健康補助食品としてエビデンスのある機能性素材LEM(シイタケ菌子体培養培地抽出物)、MAK(霊芝菌子体培養培地抽出物)、BAP(植物性多糖反応抽出物)の紹介がありました。

 

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本日はいつもと少し違った切り口の講演会でした。今日来られた方々は、体の中のミトコンドリアに想いを馳せながらの帰宅になったと推察します。日々の健康ケアの上で、勉強になった講演会でした。

(文: 滝川彰)

個人相談風景
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